管理栄養士・調理師(所長)T.Tさん 2015年入社

Interview 01

現場の患者さんだけではなく、職員さんにも喜ばれる食事を届けたい

栄養を学ぶため、調理師を辞めて専門学校へ

私は、高校卒業後にレストランやホテルで調理師として働いていました。はじめは「栄養士」に興味があったわけではなかったのですが、調理師として経験を積むうちに「平均寿命よりも健康寿命が約10年も短い」という今の状況に、疑問を感じるようになりました。

そして、料理に対しておいしさを求めるのは基本ですが、1日3食の「栄養面」にも目を向けることが大切なのではないかと考えたのです。そこで、栄養士資格取得のために専門学校に通い始め、資格取得後にレパストへ入社したのです。

病院では、患者さんごとに細心の注意が必要

去年まで勤務していた病院での主な業務は調理でしたが、4年目から勤務している病院では所長として、スタッフ管理や病院スタッフとのやりとり、発注、納品、仕込みなど、全般的な仕事をすべてこなしています。

病院では、患者さんごとに調理方法が異なるため、調理方法を間違えないように気をつけなくてはなりません。例えば回鍋肉を作る場合、肉の脂を抜かなくてはならない患者さんがいますし、野菜を炒める前に茹でなければならない患者さんもいます。患者さんの病状によって調理方法は細かく異なるので、間違いが起こらないよう、しっかりとチェックを行うようにしています。

時間通りの食事提供に向けて、チームで結束

病院では決められた時間に、献立通りの食事を提供することが重要です。栄養士、調理師、パートさんと、それぞれ役割は異なりますが、おいしい食事を限られた時間の中で、提供するというミッションにチーム一丸となり取り組んでいきます。

全員がその目標に向かって取り組むことができていなければ、チームとして機能しません。さらにチームとして機能しなければ、患者さんたちが楽しみにしている食事を、安全でおいしく提供することが難しくなってしまいます。

目標に向かっていかに効率よく、正確に調理を行っていくかが大切だと思います。そのためにも、日々こまめにコミュニケーションを取ることを心がけています。

多くの方々に「おいしい」を届けたい

以前の病院では「料理がおいしい」という言葉をいただける機会が多くあり、うれしかったです。また、病院の職員さんに、食事を提供することもあり、いわば「レストランでの外食」のような形で、私たちの食事を召し上がってくださったことは、とてもうれしかったですね。

今の病院はまだ配属されてから1カ月ほどですが、ここでもより多くの患者さんや職員さんに、おいしいと思ってもらえる食事を提供していきたいと思います。

1日のスケジュール

4:45

出社

5:00

業務開始

  • 朝食の調理
  • 盛り付け

7:30

デスクワーク

  • メールチェック
  • 事務作業(伝票チェックや発注確認)

8:30

調理業務

  • お昼の準備
  • 盛り付け、最終チェック

11:00

デスクワーク

  • 発注
  • 事務作業(翌日の準備)・食札

12:30

昼休み

13:30

デスクワーク

  • 事務作業(シフト管理、発注作業など)

14:00

退社